賃貸契約時にかかる初期費用

賃貸契約時に発生する初期費用について

賃貸物件を借りるときの初期費用の中のひとつに、前家賃があります。賃貸物件の前家賃は先払いになっていることがほとんどなので、契約時には契約した月と翌月の賃料と一度に1～2ヶ月分の先払いをします。前共益費も同様に契約時に管理費の1～2ヶ月分を先に支払うことになります。共益費とは、建物の共有部分の清掃や設備の管理などの費用のことです。 敷金や礼金も前もって支払う必要のある初期費用です。敷金とは、賃貸物件の修繕費用や賃料の滞納の担保として入居者から一時的に預かる費用のことです。退去時に修繕の必要がなく、家賃の滞納がなければ全額戻ってきます。礼金は、オフィスの大家さんや管理会社にお礼として渡すお金のことを言います。敷金や礼金の費用は、賃料の1～2ヶ月分程度が目安となります。

賃貸契約時は敷金の取り決めのルールを必ずチェック！

初期費用の中でも金銭トラブルになりやすいのが敷金です。敷金については、賃貸の退去時に問題が発生することが多いので注意が必要です。「全額戻ると思ったのに敷金の返済金額が少なかった」「敷金が戻るどころか、逆に不当な追加費用を請求された」などといった、金銭トラブルが発生することがあります。敷金をめぐるトラブルを未然に防ぐには、賃貸契約時に確認する賃貸借契約書の内容を把握しておくことが大事です。賃貸借契約書には、物件の構造や契約期間と更新のこと、家賃や共益費などの初期費用についても記載されていて、敷金の返還の取り決めについても詳しく書かれており、特に細かくチェックしておくべきポイントになります。賃貸借契約書には、退去後の室内の修復などに関することや、どこまでが入居者の責任かということも書かれているので、丁寧に読んでおきましょう。